都心マンション市場初の1億円超え
2024年01月29日
都心マンション市場初の1億円超え
都心マンション市場初の1億円超え 一方、都内マンション値下げの動きも【WBS】
東京23区の新築マンションの平均価格が、1月25日発表された昨年の価格が【1億1,483万円】となり、初めて1億円を超えた。新築に合わせて中古も値上がりしていますが、ここにきて価格を引き下げる動きが出ている。
住友不動産などの中央区月島で最も高い58階建ての大規模タワーマンション「グランドシティタワー月島」は55平米で1億900万円から。最も広い91平米で2億4,000万円。第1期145戸の購入申し込みを始めて1週間あまりで完売した。
どんな人たちが買っているのでしょうか。
”シンパワーカップル”年収2,000万円台の顧客が増えている。他、長年住んでいたマンションが値上がりしたことで、それを売って住み替える人も。
高騰の原因は人手不足による人件費、資材価格の上昇。建設コストが上がると、より立地を厳選する動きになる。用地取得も、より競争が激しくなり土地代も高くなっている。
東京・港区六本木にある築20年の中古マンション。東京タワーが見える眺望の1SLDK130平米、2年前は4億円程度で販売されていたのが、現在6億円後半と、2億円以上の値上がり。立地エリア、他に類似が少ない物件はまだまだ価格が上がるという。海外の人だと、香港や台湾人。投資として皆さん自宅として使いながら将来利益を出すということで両方の目的で購入している。
外国人富裕層の参入でバブルのときとは異なり、人気物件は港区や千代田区などの一部に集中してきている。外国人富裕層は手堅く勝負する。世界で戦えるエリアはどこかという見方に変わってきている。
一方で都心から離れた目黒区のマンションでは別の変化がでている。世田谷区や品川区でも最近値下げした物件があるという。実際に買って住む層にとってはこれ以上の価格高騰についてこれなくなっている。今後、金利が上昇するリスクもある。一般の人は行き過ぎた価格にちょっともうついてこれないと。2024年以降は都心とそれ以外の二極化がさらに進む。
【東京港区の麻布台ヒルズレジデンス】